TRADのお気に入りスーツたち |
ここでは私のお気に入りトラッドスーツやスラックスをご紹介しています。
トラディショナルの魅力やトラッド的こころが、少しでもお伝えできればいいのですが。
◆トラッド・スーツ ◆お気に入りトラッド・スーツ(冬物)ご紹介
◆お気に入りトラッド・スーツ(夏物)ご紹介 ◆トラッド・スーツの特徴
トラッド・スーツ | |
さて、トラディショナル・スーツのご紹介です。アメリカン・トラディショナル・モデルといいまして、伝統的なアメリカ型背広の典型です。有名なアイビー・モデルが、シングル3つボタン上2つ掛け式なのに対して、こちらは同じ3つボタンでも中1つ掛け段返り式でセンター・ヴェントになっています。アイビー・モデルのアダルト版といったところでしょうか。 このような3つボタン段返り式の、ナチュラル・ショルダー・スーツは、ナンバー・ワン・サック・スーツと呼ばれます。ちなみに、日本では俗にT型(いちがた)スーツといいます。 ※「スーツの種類とその特徴」のページへGO! 私が所有しているスーツは、すべてこのT型スーツです。写真では無地に見えるかも知れませんが、左のものはグレーのグレンチェックになっています。このほかには、チャコールグレー、ネイビーブルーの無地、ダークグリーンのチェックなどがあります。恥ずかしながら以下にご紹介します。 |
素材はサキソニー、色はチャコールグレーのスリーピースです。3つボタン段返り・中1つ掛けは、トラッド・スーツの基本です。 | こちらもサキソニー、色はグレーのスリーピースです。3つボタン段返り・中1つ掛けは、T型(ナンバーワン・スーツ)とも呼ばれます。 | |
こちらはグレンチェックのスリーピース。 スラックスの裾巾は21センチ、ダブルの折返しは3.5センチが私のお気に入りです。 |
こちらはネイビーブルーのスリーピース。スラックスは、ノータックがお気に入りで、ウェスト内側にサスペンダー用のボタンも付けてます。 |
写真では判りづらいかも知れませんが、ダークグリーン系のチェック柄のツーピースです。ウォッチポケットは蓋(フラップ)付きです。 | こちらは、やや太めのダイヤゴナル・ツィード?、色はグレーのツーピースです。こちらのウォッチポケットは、蓋(フラップ)なしです。 | |
J.PRESSは、ご覧のような赤い縁取り(パイピング)で知られています。上のスーツたちは、すべてこの赤いパイピングのT型です。 | 私は上着の後ろ姿も大好きです。 ご覧のようなセンター・ベント、それもフック・ベントが私のお気に入りです。 |
このページでお馴染みのスタイルでもある3つボタン段返り、夏に爽やかなリネンのスーツです。 トラウザーズは、もちろんノータックでバーチカルポケット、フラップなしのウォッチポケットが右腰につきます。 |
左の写真ではグレーのような写りですが、実際はご覧のようなインディゴブルーのサマースーツです。素材的にシワになり易くてすぐにタラタラに…、でも軽くてとても良い着心地なのです。 表の素材は麻100% |
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無地にみえるかも知れませんが、じつはグレンチェックのスーツです。胸にウェルトポケット、脇にはフラップポケットです。トラウザーズの蓋のないウォッチポケットや垂直に切られたバーチカルポケットなどの特徴は右と同じです。 | 2002年7月現在、私のなかでは唯一となるブルックス・ブラザーズのスーツです。色はチャコールグレー、やはりT型。そもそもT型の基準をつくり出したのは、たしか創業時のブルックスだったと思います。 | |
こちらはブレザースーツとでも呼べるのでしょうか、いわゆるセットアップスーツです。夏物でもありご覧のようにトラウザーズは同じものを2本持っていますが、ともに蓋(フラップ)付きのウォッチポケットがついています。 | 左のものと同タイプで、こちらはグレーのセットアップスーツです。胸はパッチポケット、脇はパッチ&フラップポケットの組み合わせに、メタルのボタンです。これらの上着は他の単品スラックスともコーディネートが可能です。 |
[トラディショナル・スーツの特徴] |
・もうくどいくらいに書いていますが、シングルブレスト3つボタン段返り中1つ掛けでセンターベントです。もちろん、ナチュラルショルダーなスーツでもあります。いわゆるズン胴型になっているのが特徴です。このスタイルはナンバー・ワン・サック・スーツとも呼ばれ、日本では俗にいう「T型(いちがた)スーツ」がこれに当たります。そして、ダブルステッチになっていて独特のおもむきがあります。 ・3つボタンで段返りのため第一ボタンは正面からは見えませんがちゃんとあります。胸にはウェルト・ポケットと呼ばれる縁飾りのついたポケット、脇にはたれふたつきのフラップ・ポケットが付きます。 ・ベストは6つボタンの5つ掛けで、一番下のボタンは掛けずにおくのが正しい着方です。上着とともにダブルステッチが施されていておもむきがあります。ベストの背にはクラシカルな型の尾錠(金具)がついています。 ・スラックスは、パイプド・ステムと呼ばれる細身のストレートで、ノータックになっています。ウォッチ・ポケット(懐中時計を入れるためのポケット)がつく場合もあります。脇はバーチカル・ポケットと呼ばれる垂直にポケット口が切られたものになっています。ちなみにダブル・カフと言うらしいのですが、スラックスの裾はあくまでも折り返しをつけるのが、トラッド的で私は大好きなのです。 |