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スイング・トップ　ＶＡＮ
	スイング・トップというネーミングは、スイングしやすい上着（トップ）が命名の由来であり、ＶＡＮがつくった和製英語だというのは有名な話です。スイングしやすいというのだから元々はゴルフジャケットを指していて、ラグラン袖を採用しているほか細部にわたって工夫がされています。 　袖口やウェストがニットになっていてボタンダウン・フラップ付きポケットの、いわゆるバラクータモデルのスイングトップもたいへん気になる存在ですが、しかし私は、ＶＡＮに限ってはこのバックプリントのモデルが大好きです。なぜなら、袖口はボタン留めで逆玉縁ポケットになっているほか、なんといってもＶＡＮの３文字を背負っているからでしょう。

［スイング・トップの特徴］
	ドッグ・イヤー・カラー[dog ear collar] 　スイング・トップの大きな特徴のひとつは、ドッグ・イヤー・カラーと呼ばれれるこの襟にあります。左の写真をご覧になっているみなさん、襟の形が犬の耳に見えてきましたか。 虫隠し 　なぜかこう呼ぶのだそうですが、これはジッパー・カバーの縁にタコ糸が縫い込まれていて、これで生地がジッパーにくい込むのを防止できるのだそうです。
	逆玉縁ポケット[inverted piped pocket] 　激しい動きをしてもポケットの中の物が落ちないように、逆玉縁という製法でポケットの口がふた付きのようになっています。ポケットに時計を突っ込んで撮影してみましたが、かえって見づらかったか。 ゴム・シャーリング[gum shirring] 　ウェスト全体ではなく、部分的にゴム・シャーリングが配置されています。真正面と真後ろにはシャーリングがないので、ゆったりした着心地になります。

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